第12回 腕が思うように上がらない

 

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人間は元々が四足動物だった為に、骨格の変化は有ったものの、関節の動きは、今でも四足動物の動きがベースになっています。人間らしい所は、二足歩行で行動するようになり、物を持って歩くという行動が、手のひらを上に向けられるようになったことです。
さて、腕が思うように上がらない、40肩・50肩で肩関節に痛みが走る、更には型の周りや肩甲骨まで痛みが起きている、こんなことはありませんか?

多くの方が腕を上げる動きに勘違いがあり、誤った関節の動きによって腕を上げようとしています。肘や肩関節、肩甲骨の使い方さえ理解していれば、もっとスムーズに、痛みを感じない腕の上げ下げが可能になります。

先ず、体の前で腕を上下に動かす場合、四足動物の前足をイメージしてください。体の前側での腕上げは、手のひらを下または前に向けた状態で、肘を伸ばす動きで手を上げたい方向に出していく事です。腕を伸ばした状態で上げようとすると肩甲骨に強く無理な負担がかかります。また、体の正面から少しでも外側に腕を開いた場合には、手のひらを上に向けた状態での腕上げとなります。これも腕を伸ばして行うと肩関節と肩甲骨に負担がかかる為に、肘を曲げた状態で手が体に近い位置で、肘を伸ばしながら腕上げを行うことでスムーズに腕が上がります。

この手のひらの向きと肘の使い方次第で、楽々な肩の動きとなるか、重く痛みを感じる肩や
肩甲骨となってしまいます。
肩関節は意外と狭い範囲でしか活動できません、その補助を行い大きな可動域を作っているのが肩甲骨です。肩甲骨は、背中の両側で上下左右、回旋、前後傾といった多方向への補助動作を行い肩関節の負担を軽減し大きな運動を起こす際の土台となっています。

肩甲骨の動きを理想の状態で運動させるには、前後左右へのゆがみの少ない姿勢が望まれます。体にゆがみが出てくると腕の上げ下げに肩甲骨への負担が増大して、無理な上げ下げとなり、肩関節障害や筋肉痛を引き起こしてしまいます。

上体の腕や肩の話ですが、結局、足元から体作りが出来ていないと健康な動きにはならないという事です。
全て足元の土台から問題が起こり、問題の改善も足元から行わなければできません。

BALANCE工房は皆様の健康な姿勢づくりを応援いたします。