第5回 靴ひもを締めすぎると危険ですよ!

 

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靴屋さんやスポーツ店で、靴の履き方や靴ひもの締め方のアドバイスを受けた方は多いと思います。シューズメーカーが、靴の中で足が動くのを少なくして、靴から足が脱げるのを防止するために、「靴ひもはしっかりと締めなさい」と薦めている内容です。

残念な話なのですが、半世紀位前から靴の構造には誤った考え方が取り入れられてしまいました。その構造の靴で足をフィットさせる為には、靴ひもをしっかりと締めるという事が必要な履き方となっていました。

人間の足部は多方向への重心の移動を可能にする為に、多くの関節によって形作られています。そして、足裏の靭帯(ジンタイ)による足部の運動が姿勢を築き、身体のバランスを保ち、バネのような機能や静脈・リンパなどを心臓や上体に送り返す循環ポンプの役割まで果たしています。

この足部の機能がしっかりと使える状態なら、足と靴を強くホールドさせる必要はないのですが、靴ひもを締めて足と靴をホールドさせる程、身体の姿勢保持力が落ちてしまい、スポーツ障害やロコモティブシンドローム(運動機能障害)を引き起こし易く、更に、狭い靴や慢性的に靴ひもをしっかりと締める習慣のある方に至っては、循環機能の低下から血行障害や心肺機能への障害にまで、発展する危険さえ考えられます。

どうしたら、適度なホールド感を保ち、足の機能を引き出すことが出来るのでしょうか? 
先ずは、フラットな内底の靴を使用する事で、足が自由に動く環境を作りましょう。
次に三点バランスインソールによる足裏からの足育も始めてみてはいかがでしょうか。
本来的な足の機能を取り戻すには、足裏からの活性が必要不可欠で、現在、足裏の機能を
充分に育成できる構造を持ったものは、このインソール以外、他には見当たりません。

そして正しい靴ひもの締め方は、靴ひもを締める際に、足の指を曲げて締めてください。
そして、靴ひもを締めた段階で、足の指は元の様に伸ばします。
靴の中で関節の適度な「遊び」が快適な履き心地と安定した姿勢を保持してくれます。